その1

『涼子の雑記帳』に、本編には書けなかったこと、その後に気が付いたこと、その後に知ったことなどを書いてきました。

沈黙をしていた3年間は、
Nさんの「私たちは、次をなくすために辛いを思いをしたんだ。私たちは次を無くすための役割を担っている。」は呪縛でした。
セクハラなどの記事を読むのも嫌でした。
女性の人権のために戦っている女性の話も嫌でした。
『泣き寝入り』をしている自分が責められているように感じていました。

戦うことを決意し、戦い続けることは、辛く苦しいときもあります。
でも、戦うことで得られるものも多いことを知りました。

ある被害女性の『なぜ、私だけ、いつまでも苦しみ働くこともできず、加害者は妻子を養い続けているのが、理不尽でたまりません。』の言葉が頭から離れません。
仕事があり働くことができる私は、幸せです。
そして、だからこそ、私の役割だと。。。

加害者であるI口は言い訳の余地のない愚行を行っています。
拒否の意思表示を示し、しかも、逃げているのに追いかけてきて人前で臀部を下から上に触られたのです。
服装は、清楚なスーツ、スカートの丈はひざ下。
場所は、社会保険労務士会の懇親会の場。

被害女性が被害を『声』にすると、心ない人が「そんな所に行くからだ。」とか「そんな男を誘う恰好をしているからだ。」とか言うことがありますが、平成18年4月15日の猥褻行為の被害では、誰もそんなことを言いません。

被害女性である私には、全く落ち度はありません。
だからこそ、全ての責任と原因は加害者にあると強く言えるのです。

このホームページを読んでくださっている方は、1次被害の加害者になどなり得ない人でしょう。
セカンドハラスメント(セクハラの2次被害)の加害者になりたくないと思っているからこそ読んで下さっているのだと思います。

全ての被害女性の心情と『=(イコール)』ではありませんが、男性より被害に遭った事のない女性より、ずっと不幸にも被害にあった被害女性の心情に、私の心情は近いと思います。

セカンドハラスメント(セクハラの2次被害)を防ぐために、私の心情を細かく書いていきます。
参考していていただければ幸いです。

セカンドハラスメント(セクハラの2次被害)の加害者にならないための研究会』の方に、『戦うことを決めた理由』のコーナーを作りました。

過去のことにはさせない。。。
忘れさせない。。。
終わったことにはさせない。。。

だから、戦っているのかもしれないのですが。。。
その2

『被害者は、ただそこにいるだけで災いが降りかかってくるのであって、原因は常に加害者にあるのです。』

被害女性の問題ではなく、加害者と加害者の属する組織の問題です。
そのことをしみじみ感じています。

何故、私が被害女性になったのだろう。。。
何故、あの場に他の女性もいたのに。。。
と思うことは正直あります。

ただ、戦うことを決めたとき、それからの『選択権』は被害女性である私にありました。

戦国の武将・武田信玄は、自分の領地では戦わなかったと言われています。
領地内での戦は、勝っても領民に被害が及び田畑が荒らされるからと言われています。

被害女性も加害者も、大抵は同じ組織に属しています。
被害女性が被害に遭い、セカンドハラスメント(セクハラの2次被害)に遭ったとき、その組織から心が離れます。

加害者と加害者が属する組織は、『自分たちの領地内での戦い』になっていると思いませんか。
私は、最近、そう感じます。

この戦い負けても、私の失うものは。。。何だろう。。。
たとえ負けても、少なくとも『後悔』というものは残らない。。。
もし、勝利することができれば。。。大きな満足感を得ることができる。。。

猥褻行為の加害者であるI口を憎み、セカンドハラスメント(セクハラの2次被害)の加害者であるM下を憎み、対応の悪さを、誤った対応をしたことを認めることすらしない支部に大きな反感を持ち。。。ただ、何故という疑問を解消するためにだけ、思いついたことをしてきただけなのに。。。加害者と加害者が属する組織が思っていた以上の打撃を受けていることが伝わってきました。


加害者が属する組織が、加害者を擁護することに何の益があるのでしょうか。。。
そもそも、原因は常に加害者にあります。
その視点を持たずセカンドハラスメント(セクハラの2次被害)の加害者になってしまって何の益があるのでしょうか。。。


後輩のQ君とのディスカッションで。。。
例え女性が全裸で立っていたとしても、男が触ってもいいという理由にはならない。全裸でいる女性は問題であるが、それは別問題で、男が全裸の女性を触ってもいいという理由にはならない。たとえ、全裸の女性が目の前にいても触らない男は触らない。


また、ある男性の社会保険労務士いわく、「男の僕からすると貴女が魅力的だったから。」と。
何故、被害女性に原因を探すのでしょうか?
被害女性が魅力的であるかどうかと猥褻行為やセクハラの被害を受けることは別問題です。

人権の意識の低い社会保険労務士には、そのような考え方しかできないのか。。。と失望しました。
同じ穴の狢。。。卵が先か、鶏が先か

I口のような『言い訳のできない愚行を繰り返し、言い訳のできない言い訳を繰り返す。』のは、M下のような人間の存在。

1次被害がなければ2次被害が起こらない。でも、2次被害がなくならない限り、1次被害はなくならない。

改めて実感しました。
そして、その愚かな考えが『自分の領地内での戦い』へとなって行くのだと。。。
その3

セカンドハラスメント(セクハラの2次被害)の加害者には、容易になり得ます。

被害女性が被害という事実さえ主張できずに『泣き寝入り』させられるのかは、訴えれば、それ以上にバッシングを受けることになるからです。
セカンドハラスメント(セクハラの2次被害)があるからです。

女性でありながら、男性社会に過剰に同調している女性の存在も、被害女性の問題ではなく加害者と加害者の属する組織の問題であることから目を背けさせています。

私も、男性より女性に話す方が慎重になっています。
男性なら、「男だから理解できない。」と思うこともできますが、同じ女性でありながら被害女性の痛みを理解できない女性や理解しようとしない女性は、男性より大きなセカンドハラスメント(セクハラの2次被害)を与えるからです。
そして、その罪の意識はありません。

平成18年4月当時、女性の副支部長のJさんの言葉は、本編にも書きました。
S支部がなくなりI支部となったからと言って、I口の猥褻行為をM下のセカンドハラスメント(セクハラの2次被害)を忘れさせたくないという思いで、電話をしました。
あいかわらずです。

Jさんは、「I口の先生の行為は、猥褻行為とは言えない。」とか、「貴女にそんなことは言えない。」とか。
もちろん、言葉は返しました。
「女性の身体を触ること自体許されないことです。」
そして、「貴女にそんなことは言えないとはどういうことですか?」と。
会話は、Jさんが来客があるからということで、ここで終わりました。

Jさんの「貴女にそんなことは言えない。」という発言自体が、Jさんは気が付いていないでしょうがセカンドハラスメント(セクハラの2次被害)です。
I口が女性の身体を触ること自体が許されないことであり、被害女性の行動や服装、パーソナリティは全く関係のないことです。

確かに、全ての男性に嫌悪を持っているわけではありません。
S支部の中にもジェントルマンはいますし、社会保険労務士会の会合以外で個人的に付き合いのある男性の社会保険労務士もいますし、友達感覚の男性の社会保険労務士もいます。
親しげに話をすることもあります。
多少、身体が触れても気にならないこともあります。

ただ、I口は、私にとっては嫌悪するタイプの男性であることは間違いありません。
社会保険労務士の先輩として挨拶程度はできても、個人的に会話をしたりしたいとは思わないタイプでした。
プライベートの場所で知り合った人間なら、避けるタイプでした。
他の男性の社会保険労務士が近付いてきても、離れることはありませんが、I口が例えセクハラ行為をしない人間であったとしても積極的に話をしたり近づいたりしたいタイプではありませんでした。

Jさんの「貴女にそんなことが言えない。」という言葉の意味の真意はわかりませんが、I口と他の男性の社会保険労務士と同じように接しなければならない理由がどこにあるのでしょうか。

I口は、私が嫌悪するタイプの男性だからこそ、近づいてくれば逃げていたのです。
追いかけてこられ、人前で臀部を下から上に触られるという辱めを受けたことには、何ら変わりはありません。


例え、私が他の男性に人前で臀部を下から上に触る行為を許していたとしても、I口が私に対して人前で臀部を下から上に触る行為が許されることではありません。

被害女性に原因を探すことが、セカンドハラスメント(セクハラの2次被害)を引き起こす要因の一つです。

男性社会に過剰に同調する女性。。。

このブログに、『傍観という立場も加害者です。』とありました。
私も同感です。
被害者は、たまたま、被害に遭ったのです。
被害女性は、、被害に遭った理由が分からないことも苦しみの一つとなっています。
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